ネット環境さえあればいつでも気軽に楽しめることから、ここ最近日本でも人気のオンラインカジノ。
元々はヨーロッパが発祥と言われ、欧州を中心に普及してきましたが、日本語に
完全対応・日本語サポートも完備したオンラインカジノサイトが急増しています。
日本のギャンブルといえば競馬や競輪、パチンコなどの公営ギャンブルですが、それに比べてオンラインカジノは還元率が高いことと戦略が立てやすいのが人気の秘密。
パソコンやスマホでどこでも気軽にプレイできるのがポイントです!
カジノ=悪質な賭博!というイメージもまだ日本にはありますが、オンラインカジノの人気は上昇中。
しかしそんなオンラインカジノではある一定額賞金を稼ぐと、税金の納付義務が発生するのをご存知でしたか?その税金について詳しくご説明致します。
オンラインカジノに掛かる税金
オンラインカジノで大金を稼ぐと「一時所得」という税金がオンラインカジノの賞金にかかってきます。
この一時所得に該当するものは、オンラインカジノの賞金だけではなく、日本の公営ギャンブルである「競馬や競輪の払戻し金」にも該当するのです。
では、競馬や競輪、パチンコなど勝ったら本当は税金を納めなきゃいけないのか?でも納税している人の話はあまり聞いたことないですよね?
実はそんな競馬やパチンコなども、本来なら税金を支払わなければならないのです。
競馬やパチンコのお金を脱税した!というニュースは聞いたことがないのは、勝金の受け取り方。
パチンコや競馬は勝金を現金で受け取る為、銀行などの記録に残りません。
そうなると、お金の流れを税務署側が把握できないために取り締まりを行いにくい状態となり、大目にみられている=見逃されている、というのが現状なのです。
※ちなみに宝くじは例外で、あらかじめ税金が天引きされています。
一方、オンラインカジノの勝金は銀行振込や小切手など、記録に残る方法に限られています。つまり税務署側がお金の流れを容易に把握できるため、納税しなければ脱税として追及されてしまうのです。
「一時所得」の算出方法
ではオンラインカジノをプレイして儲けた人全員に納税の義務があるか…というと、そうでは
ありません。納税=確定申告が必要になる可能性があるのは、その年の1月1日~12月31日の間に『50万円以上の収益を上げた人』となります。
では、一時所得を計算する計算式は以下になります。
【 一時所得 = 総収入額 ー 総支出額 ー 特別控除額 (最高50万円) 】
この式から分かります様に、特別控除額が最高50万円に設けられているので、利益が50万円以下でしたら納税の必要はありません。
ただし、計算の際には「損失額は支出として計算に入れることができない」という点に注意しましょう。
一時所得の計算に含まれるのはあくまで”利益が合った場合の支出”のみ、負けたときの支出も含めて計算すると、一時所得の計算を誤り、そんなつもりはないのに申告漏れしてしまうこともあるのです。
例えばある日10万円を賭けて、50万円を獲得→40万円の利益が出たとします。
その次の日に15万円を賭け、5万円を獲得⇨10万円の損失が出ました。
ここで計算式に入れる「収入額」は40万円ですが、「総支出額」は1回目の10万円と2回目の10万円=20万円…ではなく、利益が合った日の10万円のみ、なのです。
この点に注意して一時所得の額を計算して下さいね。
また、所得税は、一時所得から計算します。
【 一時所得×1/2=所得税 】
これに他の所得と合わせて税率を計算すると、実際にいくら納めるかがわかります。
所得や勤務形態などによって変わってくるので、必要書類がわからない場合は調べてみるか、税務署の職員に聞いてみましょう。
オンラインカジノの勝利金の納税の仕方
いざ納税する…となっても会社に勤務している方は会社が全てやってくれているので、自分で納税するやり方が分からない方も多いと思います。
けれどオンラインカジノの勝金はプレイヤー個人の収入ですので、自分自身で確定申告を行い、納税する必要があるのです。
1月1日~12月31日の間の税金は、その翌年の2月16日から3月15日の間に確定申告をします。
必要となる書類は以下の通り。
⒈源泉徴収票(企業勤めの場合、年末年始頃に企業から受け取る)
⒉支払調書(年末年始頃に、オンラインカジノ側から受け取る)
⒊経費の領収書(所得が300万円以下の場合は不要)
もし稼いだお金が会社にバレないようにしたい方は、確定申告書を提出する際に2面にある【給与所得者がその他の所得にかかる住民税の徴収方法】という欄の【自分で納付(普通徴収)】にチェックを入れるのをお忘れなく!
チェックを入れておけば、住民税徴収票が自宅に届くようになり、会社にバレることはないのでご安心を。
オンラインカジノ税金対策
せっかく稼いだお金、少しでも税金対策はできないか…と考えますよね。
これ!と言えるおすすめの方法ではないかもしれませんが、いくつか対策方法をご紹介します。
・銀行の記録に残らない方法
オンラインカジノの勝利金を引き出すときは、できることならATM出金など銀行の記録に残らない方法がベストです。それを行うためには、ペイメント会社が発行している専用のカードを使うこと。
・必要な分だけを出金
例えば100~200万円の勝った分を一気に銀行の出金すると、目を付けられる可能性も高くなります。
必要なときに必要な分だけ少しずつ出金して、年間で出金した分だけを確定申告する事も。
・海外でオンラインカジノで遊ぶ
税務署は日本国内の銀行なら全て調査できるほどの力がありますが、海外の企業となると話は違ってきます。
海外で運営されているオンラインカジノやecoPayzなどのEウォレットにある資金は、税務署は調査がしづらいのが現状。
ただし、今後も税務署が海外の資金の調査を行わないのかどうかはわかりませんのでご注意下さい。
税金はしっかり払って、オンラインカジノを楽しみましょう!